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08有馬記念

 昨日は御用納めでしたね。私もナントカ大きな案件を終わらすことができ、一安心して残務整理をしていたら、関連会社の方からビールとおつまみをいただきました!(^^)!

 どうやら納会があったようですね。私が勤務する会社では、納会はなく、新年祝賀会がありますが。で、まあ一応していたので、ビールは机の上に放置していたんですよ。そうしたら、会社の人に見られる、見られる(^_^;)。

 慌てて冷蔵庫に隠すのも、余計後ろめたさ感を倍増させるだけなんで、開き直って置きっぱなしにしておきましたけどね。で、出掛けにぬるくなった苦い水を飲み干し、向かった先は歌舞伎町。

 まあ、詳細は後日書くとして、ご一緒していただいた皆さん、お疲れ様でした。それで、本日は、今月に入って2度目の休日。もう休日の過ごし方をすっかり忘れており、朝はチャリで散歩、午後はだらだらと過ごしておりました。年賀状は29日ですな。

 そういえば、冬になると町内会の方たちが拍子木を打ちながら練り歩くじゃないですか。「戸締り用心、火の用心」ってヤツですよ。ところが、今晩見た時、その脇を消防車が通り抜けていきました。どうやら、近くでボヤがあったようです。いやはや、大変な時代になってきました。

 大変と言えば、「派遣切り」。テレビ各局は、今後ますます波田氏を起用しづらくなりますねぇ。ネット界でもいろいろな意見が出ているようですが、当ブログでは、小田嶋隆氏が書かれた記事を載せるに留めたいと思います。下の「続きを見る」からどうぞ。

 なお、この記事は「NBonline(日経ビジネス オンライン)」に掲載されたものです。このサイトは実に秀逸で、無料でビジネスに関する様々な記事を読むことができます。是非皆さんにも読んでいただきたいし、私が所属する会社もこのサイトの収益モデルを分析しなければなりませんね。コチラから会員登録できます。なお、私は毎朝自宅で読んでから出勤するので、どうしても、仕方なく定時近くに出社しています(^_^;)

 さあさあ、そういうことで有馬記念。今回は力を入れますよ、だって有馬記念を含む当日の全11ある特別レースが「JRAプレミアム」に該当しますからね。

 まずは、有馬Vジョッキーに聞いた、今年の出走馬のうち、どの馬に乗りたいかというサンケイスポーツの記事の結果がこちら。

柴田政人 スクリーンヒーロー
東信二 スクリーンヒーロー
河内洋 ダイワスカーレット
加藤和宏 マツリダゴッホ
的場均 ダイワスカーレット

 というわけでもないんですが、◎が8.スクリーンヒーローで、○が13.ダイワスカーレットです(^_^)v。◎はJCでの圧勝劇をライブで見たというのもあります。使い詰めが懸念されていますが、状態は良いそうですので。○は残念というべき外枠。スムーズにインコースに入れないと厳しいかもしれません。

 そのJRAプレミアムなので、他のレースもついでに。

 中山7Rは、アクシデントがない限り2.トーセンジョーダンでしょう。8Rは、いい加減6.シグナリオが決めてくれそうです。9Rは、まあ順当に2.ウォータクティクスと11.ハイオンの争い。11Rは、軸は決められませんが、3.アイアムエンジェル、4.ワンダークラフティ、9.キルシュブリューテ、14.トキノムテキのBOXでも。

 阪神10Rは、1.タニノディキディキの取捨に悩みますが、2.ネヴァキングダムから。11Rは、さすがに1.ユビキタスには逆らえません。12Rは、ちょっとひねって8.レオマイスターと18.バトルバニヤンから狙ってみたいです。

 中京10Rは、難解。穴っぽく3.トシナギサから。11Rも、難解。4.ニシノレイチェル、6.ミスズオペラ、8.アヴェンティーノ、10.ロードアルファード、14.エーティーボスのBOXで。12Rも、難解。5.ゼットフラッシュ、9.サープラスシンガー、16.エムエスワールドでどうでしょう。ローカルは難しいミャー(>_<)

 ついでに、東京大章典は、頭数が少ないので点数は絞りたいところ。1.ヴァーミリアンは軸として任せられるんではないでしょうか。相手は地元の雄7.フリオーソ、やっぱり9.カネヒキリ、人気の盲点10.ブルーコンコルドの3頭に絞らざるを得ませんね。

 さらについでに、KEIRINグランプリ。キーワードは、「自力」だと思います。ということで、断然人気でも5.山崎が◎。山崎とラインを形成するであろう同郷・同期のメンバーは、早めに出し抜けを喰らわせようとして脱落するんじゃないかと思います。同脚質も然り。ということで2着に突っ込んでくるのは、3.三宅、6.渡辺、7.井上あたりではないかと。。。

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「ハケン切り」の品格

「派遣切り」(用途:労働問題を真面目に考えたくない際に)

 「派遣切り」という言葉が、いつの間にやらメディア頻出単語のトップに登り詰めている。

 奇妙な言葉だ。
 朝から何回も聞いていると、なんだかもやもやした気持ちになる。

「派遣を切ることのどこがいけないんだ?」

 と、当方にそういう気持ちがあるからだろうか。

 そうかもしれない。このもやもやは、「使用済みのペーパータオルを捨てたことを女房になじられた時の気分」に似ていなくもない。

「だってお前、ペーパータオルってのは、捨てるための紙だぞ」
「乾かせば使えるでしょ」
「乾かして使うくらいならはじめから布のタオルを使うんじゃないのか?」
「屁理屈言わないの」

 いや、私は、派遣労働者が解雇されることを喜んでいるわけではない。彼らをペーパータオル視しているのでもない。

 ただ、切られることがあらかじめわかっている者が切られつつある現今の状況に、しらじらしくもびっくりしてみせているテレビの中の人たちの口吻に、偽善に似たものを感じているわけです。

 そもそも原理的に言って「派遣社員」というのは、「切る」ための社員だ。企業の側からすれば、不況に直面した時にいち早く整理できるからこそ、派遣労働者を雇い入れていたはずなのだ。それゆえ、もし問題があるのだとしたら、それは、「派遣社員を切ること」よりも、「派遣社員という雇用形態を容認しているわれわれの社会」のシステムそのもののうちにある……はずなのだが、こういう時に正論を言ってもしかたがない。

 実は、正論はみんなわかっている。

 でも、どうしようもない。だから、「貸し剥がし」「雇い止め」「派遣切り」「内定切り」……と、新規に作成される不況関連用語には、常に情緒に流れた詠嘆の調子がつきまとうことになっている。みんな大変だね、手を貸してあげることはできないけど、同情してるよ、と。雨に濡れた野良犬に傘をさしかける感じ。でも、連れて帰るわけにはいかないんだ。ごめんよ……ぐらいな。

 メディアの報道ぶりを見ていると、派遣社員を解雇した受け入れ先企業の冷血を責めるテの議論が目立つ。突然過ぎるじゃないか、と。

 でも、本当のところ、現行法からすれば、雇用責任の過半は、派遣先企業にではなくて、派遣労働者として彼らを登録している派遣会社にあるはずだ。

 なのに、派遣会社の責任を追及する論調はほとんど出て来ない。
 不思議だ。

 あるいは、「解雇より先に、なによりもまず役員報酬のカットが第一で、その次が従業員の給与の見直しであるべきだ。解雇という選択肢は最後の手段であるべきなんではないのか」式の、昔ながらの正論も、一向に主張されていない。

 ただただ、「かわいそうですね」「身につまされますね」「がんばってほしいですね」という情緒的な画面を流すばかり。彼らはやる気があるんだろうか。

 というよりも、そもそも、テレビ局は、派遣労働についてとやかく言える立場の職場ではない。

 あの業界(私も「派遣ディレクター」として籍を置いていたことがある)は、正規の派遣ですらない偽装出向や二重派遣やピンハネアルバイト労働の温床であり、タダ同然で働く業界ワナビーのアシスタントディレクター(彼らの中には「マスコミ業界で働けるなら時給なんか無くても良い」と思っている子たちが常に一定数いて、このことがADの最低賃金を引き下げている)や、スタジオの机の下で寝起きしているサービス残業スタッフみたいな人たちに支えられている、どうにもならないタコ部屋だからだ。

 でなくても、事実上の実働部隊であるところの制作会社の社員は、局社員の半分以下の給料で働いている。

 それでも、その制作会社の仕事を差配している局の社員たちが額面通りに優秀な人々であるのなら、それはそれでかろうじて細いスジは通る話ではある。が、どっこい、そうはイカの禁断症状で、局社員は、優秀であるよりは、むしろ良血な人々であるに過ぎない。具体的に言うと、毎年、テレビ局に入社する社員(数十人に過ぎない)の中には、少なからぬ数の政治家の子弟やクライアントであるところの一部上場企業重役の子女が含まれているのだ。で、これに、同業マスコミの関係者(Mのもんたの息子とかTS一朗の娘さんとか)や、ミスコン優勝者が加わって、そうやってあらかじめ採用枠が埋まっている。よって無コネの試験突破組による就職倍率は実質数千倍になる。

 で、先頃、発表された「2008年全上場企業3733社年収ランキング」によれば、

1位に輝いた朝日放送(大阪)は平均年収1556.7万円! 2位はTBS3位はフジ・メディアHDと、ベスト3はテレビ局が独占。日本テレビ放送網も6位に入った。》(《》内、ZAKZAKより。リンクはこちら)てなことになっている。

 おそろしいことである。

 さて、労働者派遣法が改正されたのは小泉政権下の2004年のことだった。

 肝要なのは、法改正の事実そのものではない。法改正に先だってどんな議論があったのかということだ……と思うのだが、私の記憶では、たいした議論はなかった気がするのだね。

 一部に、低賃金労働の固定化や、派遣労働者の安易な解雇を危惧する議論があったのは事実だ。が、当時それらの意見はさして問題にされなかった。というのも、そのテのお話をする人たちは、あらゆる政策に対して常に危惧の念ばかりを表明している一派の人々で、一般人であるわれわれの多くは、いつも文句ばっかり言っている彼らの悲観的な語り口にうんざりしていたからだ。

 で、今回、彼らの懸念はモロなカタチで現実になった。
 突然の解雇という蟹工船以来の伝統的な筋立てで、だ。

 さよう。われわれは、彼らの声に耳を傾けておくべきだったのかもしれない。

 でも、多くの国民は、悲観論者の声をうるさがり、むしろ、もうひとつの声に耳を傾けていた。

 もうひとつの声というのは、具体的にはこんな感じのお話だった。

「圧倒的に安い労働力を背景に、シェアを拡大しつつある新興工業国の追い上げに対応するためには、派遣労働の解禁はもはや避けて通れない」

 なるほど。

 この話も、実は、現在、米国を舞台に、モロなカタチで現実化しつつある。すなわち、強い組合を容認し、労働者の待遇を高い水準に保ち、不況下でも雇用を確保する政策を維持し続けた結果、世界一の大企業であるGMは、ほとんど倒れかけているのである。のみならず、ビッグ3と呼ばれたアメリカの自動車業界がまるごと、ツブれようとしている。これまた、非常に深刻な事態だ。

 われわれはどうすれば良かったのだろうか。

 労働者の権益を守れば製造業が経営危機に陥るし、かといって業界の要望を反映して派遣労働を解禁すれば失業者が大量発生する。

 難しい問題だ。
 って、このセリフはいつものことながら、何の解答にもなっていない。

 が、私は、解決策を提示する立場の人間ではない。
 その代わりに(代わりにも何にもならないのだが)邪推を述べることにする。

 お国は、雇用問題の闇を隠蔽しようとしている。
 われわれパンピーも、一番やっかいなところからは目をそむけている。
 で、路上に放置されている猫の死骸を見なかったことにして通り過ぎる通行人みたいに、われわれは、息を止めて、早足で過ぎ去ろうとしている。

 「ハケンの品格」というテレビドラマがあったのを記憶しておられるだろうか。

2007110日から同年314日まで、毎週水曜日22:0022:54JST、初回は22:0023:09、最終回は22:0023:04)に日本テレビ系列で放映されていた篠原涼子主演の連続テレビドラマ。全10話 平均視聴率20.1%

 と、ウィキペディアは、シンプルに言い切っているが、平均で20.1%という視聴率は、昨今の水準では「大ヒット」としか申し上げようのない見事な数字なのであって、「ハケンの品格」は、近来の事件だった。

 実際、当時ベストセラーになっていた『国家の品格』と、その後追いベストセラー書籍である『女性の品格』に乗っかった、三匹目のドジョウ狙いの、品格を欠いたパクリ企画であったにもかかわらず、番組は、初回から絶好調だった。

 が、今になって振り返ってみるに、あれは、どうにも罪作りなドラマだった。

 主人公が特Aクラスの「スーパー派遣社員」だという設定の御都合主義もさることながら、出てくるエピソードのいちいちがデタラメ過ぎた。

 たとえば、主人公は、26個の超難関資格を持ち、仕事はどの職場に行っても、誰よりもデキることになっており、時給は派遣会社によって3500円に設定されている。

 で、ストーリーの中では「派遣であれ、正社員であれ、仕事がデキる者が勝つのだ」というファンタジーが毎回繰り返される。

 現実はもちろん違う。
 代打でホームラン王になるバッターはいないし、臨時雇いの板前が店長を怒鳴りつけて大丈夫な店も現実には存在しない。

 無論、テレビドラマは、リアルであれば良いというものではない。現実離れした部分があっても、そのファンタジーが視聴者の共感を呼ぶのであれば、それはそれで成功なのであろうし、ストーリーが素っ頓狂でもプロットが奇想天外でも設定が支離滅裂でもキャラクターが常軌を逸していても、最終的に面白ければオッケーではあるのだろう。

 でも、「ハケンの品格」が提示していたファンタジーは、業界にとって都合が良いだけの、お伽噺だった。

 スーパー派遣社員による正社員やりこめストーリー。
 下克上?

 いや、確かに、弱い立場の者が権力者をやっつけるプロットは、昔から大衆演劇の定番であった。落語にも、町人が武士のハナを明かす話はたくさんある。

 でも、それにしても「ハケンの品格」は、派遣労働者を応援するというよりは、むしろ、派遣労働者が置かれている差別と搾取の現実から目を逸らすことに力点を置いたドラマであった。非正規労働者慰撫企画。防衛機制の材料。ひがむよりは夢を見ようぜ式の。

 結局、バブルがはじけてからこっちの20年ほど、われわれは、雇用と労働についてまともに考えてこなかったのである。

 ずっと遡って、「フリーター」というこの世界のどこの国の辞書にも載っていない和製カタカナ語(←和製英語ですらない。「フリー」という英語と、「アルバイター」《←語幹はドイツ語だが、語尾のerは英語という、キメラ合成言語》の安易な合成語の、そのまた略語)を労働白書が正式な用語として採用していた時点で、この国の労働行政は、既にどうかしていたのだと思う。

 私は、フリーター自身が、自らの浮き草の身の上を「フリーター」と呼んで慰めている現状については、その心情を汲んで、特に許してやっても良いと思っている。彼を「プー太郎」と呼ばずに済ませている世間の人々の優しさも、それはそれで素晴らしい態度であるのかもしれない。

 が、厚生労働省が、「フリーター」などといういい加減な言葉を使ってはいけない。こんなデタラメな言葉を使いながら、いったいどうやって真っ当な雇用行政を執行できるというのだ?

 「フリーター」というこの曖昧な用語には、「本人の意志で、非正規労働に就いてるわけだから、労働用語で言うところの『失業者』とは別だよね」ぐらいの気分が含まれている。つまり、この言葉を使いはじめた労働省(および後の厚労省)は、若年の失業者について、それを直視する気持ちが無く、また、彼らの面倒を見る責任を感じてもいなかったのである。

 さらに遡るなら、「職業安定所」を「ハローワーク」と呼び変えた時(1990年)に、既に欺瞞は始まっていたのだ。

 善意に解釈すれば、労働省は、「職安通い」を揶揄する風潮があったり、職安通いの身を蔑視する世論が醸成されてしまっている状況を改善しようと思ったのかもしれない。もっと気軽に、もっと明るく、弾むような調子で職安に来てほしい、と。で、世間の人々も、職安に集まる人々に対して、もっとポジティブな見方をしてくれたらいいなあ、と。

 でも、呼び方を明るくすれば事態が明るくなるというものではない。

 「できちゃった婚」を「おめでた婚」と呼ぶ人がいたり、逆に「中出し婚」と表現する人々がいたりするが、どう呼んだのであれ事態の本質は変わらない。肝要なのは、名称が指し示しているところの状況をどれだけ真剣に直視し、その事態に対して、どれほど真摯に対応するのかということだ。

 失業も同じだ。どういう呼び名で呼んだところで、深刻なものは深刻なのだし、こういう場合、暗い事態に明るい名称を与えるのは、問題点を隠蔽するという意味で、かえって逆効果になる。

 実際「ハローワーク」に行けば、「ハロー」ってな調子で、新しい仕事に出会えるのだろうか?
 じゃあ、失業は「チャオワーク」で、解雇は「グッバイワーク」なのか?

 職業安定所に暗いイメージがつきまとっているのは、失業という事態が暗いからであり、人が求職せねばならないという状況が重苦しくも深刻な状況だからだ。

 とすれば、暗くて当然じゃないか。

 労働省が、暗い呼び名を、明るい言葉に変えたいと思ったのは、事態を改善したかったからではなくて、イメージを改めたかったからに過ぎない。

 そして、イメージを改めるということは、言葉を変えて言えば、「現実から目をそらす」ということであり、隠蔽するということですらある。

 ところで、「ハケンの品格」に小泉元首相の長男が出ていた(派遣に同情的な正社員の役)のは、あれは偶然なんだろうか?

 違うと思うな。偶然なんかじゃない。
 派遣されてたんだと思う。永田町から。たぶん。

(文・イラスト 小田嶋隆)

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