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08株主総会~その4

 ぽっぽぽぽぽぽぽーっぽーっ!!!でお馴染みの雨上がり先輩です。どうもこんにちは(^_^)v

 まあ、今まで3度株主総会に行ってまいりましたが、いよいよ本丸に乗り込んできました。27日は株主総会の集中日だったんですが、その数ある総会の中から選んだのが、コチラ。不動産分譲、建設、不動産流動化等の事業を展開しているんですが、子会社が破産してしまいました。なので、ハッキリ言って潰れかけの会社です。こういう会社に対して株主がどういう対応を取るのかを見たくて、他人事のように行ってきました。

 雨上がりのワンちゃんは一応分散投資ということを実践しており、1社くらい倒産してもそれほどダメージを受けないんですが、投資先を増やす分こういう場面に遭遇する機会はどうしても増えてしまいます。

 場所はホテルメトロポリタンエドモント。会場は10行×26列で、昨年より大幅座席増になりました。ただ、埋まったのは4割程度ですかね。あと、会場は空調の音がうるさかったです。ここの宴会場で何かを開こうと考えている方は要注意ですゾ。

 定刻に開始したんですが、まず子会社破産についての陳謝と経緯の説明から始まりました。8分間続いて通常のスタートになったんですが、ビデオ撮影している旨が説明されました。暴れる株主を警戒しているようです。それと、ココの社外取締役は欠席でした。

 10:10から監査結果の報告があって、10:12からは事業報告と計算書類の報告がビデオ放送でありました。ただ、対処すべき課題については社長自ら口頭で説明しました。姉歯余波の建築基準法改正よりも、サブプライムローン問題に因る業界への信用収縮の影響が大きいようでした。また、今期も経常利益がほとんどなく、純損失も多額の模様でした(T_T)。

 10:32から議決権の数の確認があって、10:34には議案の説明がありました。

 そして、いよいよ10:39からいよいよ質問コーナーです。

<質問1>
 ・近藤産業の件で、決算の後に発表するという失態に対する企業統治の決意を示してほしい。
 ・監査報告の疑義について具体的内容は?
 ・業務監査の手法は?

<回答1>
 ・近藤産業に対して子会社の役員を送り込んだり、期末の完成在庫を無くすようにしていたが、JVの中で調整がつかず、完成在庫が膨らんでいた。その中で、引渡しができなくなった案件と資金の融資が「予想外」に断られてしまい、近藤産業を切った。子会社を切ることは苦渋の決断だった。
 ・損失額の多さと、社債の格付けが下がったのと、償還が迫っている点。
 ・(早口で聞き取り辛い監査役から)監査会だけでなく、取締役会にも出席し、経営判断をしっかりしているかを確認している。経営判断の5原則というのがあり、それに則って行っている。

<意見1>
 ・(お怒りのジジイが江戸っ子口調で)役員の決意が聞きたい。

<質問2>
 ・買取再販事業の詳細ときめ細かいビジョンをIRで分かりやすく出してほしい。
 ・SBIからの短期借入の償還後はどうするのか?

<回答2>
 ・買取再販事業の準備はできているが、市況が悪いこともあり、夏以降に本格始動の予定。資金調達は、SBIを含めて資産家に金を出してもらって仕切り売りをしたい(販売手数料だと宅建業法により6%までしかフィーを得られない)。今期は1,200~1,500戸を予定している。
 ・資産の売却を進める中で、法人営業のルートができた。再開発事業は信用力低下によって無くなるかもしれないが、長期的な事業なので許認可まで資金が不要で、影響は少ない。

<質問3>
 ・BSのたな卸資産が多額だが、在庫の管理の手法は?
 ・BSの「SPC」とは何か?

<回答3>
 ・今期から低価法を適用。今期については特別損失で計上できる。
 ・特別目的会社。流動化事業用なのだが、会計法が変わり、連結子会社扱いにしなければならなくなった。

<質問4>
 ・資金繰りについて、社債と借入金の返済が夏に迫っているが、返済の見込みは?
 ・SBIの北尾氏について、短信では退任予定になっていなかったが、退任となった理由は?

<回答4>
 ・金融状況が冷え込んでいる中で、借り換えをお願いする予定。
 ・公募社債の償還は見込んでいるので大丈夫。それに基づいて事業計画を立てている。
 ・本人多忙のため。SBIの子会社以外は、他の会社についても退任予定。発表のタイミングが悪かった。関係悪化というわけではない。

<質問5>
 ・買取再販事業の物件選定は慎重に行ってほしい。
 ・船橋のトーキョーベイの売れ残りについて。

<回答5>
 ・そのとおり。現在まで引き合いが1,000戸程あったが、まだ満足できるものはない。半値ほど下がったものでないと買わない。
 ・英国のディベロッパー(クレセントハイツ)に売却した。よって大半を回収している。サクラディアはCM事業がメイン。出資比率が5%と低いので、売上不振はご容赦してほしい。

<質問6>
 ・SBIからの借入の利率(9%)が高いのでは。借入先の選定理由は?あと、この件についてもIRで情報をリリースしてほしかった。

<回答6>
 ・現在の取り巻く環境下で、迅速に借りるためにはやむを得ない判断。IRについては、分かりやすく開示したい。

 ここでやっと終わって、11:53から議案の採決をして、11:57に終了。約2時間、疲れましたね。本当は飯田橋のうどんの名店で昼食をいただきたかったんですが、午後一に出社するために泣く泣く断念。神保町まで歩いて地下鉄に乗り込み、お昼はコンビニのパンで済ませました(T_T)

 お怒りのジジイは、取締役全員に決意を言わせました。まあ、精神論で会社の業績が回復するなら誰も苦労しないんですが、気持ちを新たにさせる意味では一定の効果はあるかもしれませんね☆

 そういえば、雨上がりのワンちゃんも高校を卒業してからというもの、ほとんど怒られていませんね。高校時代は「蛍雪時代」に全国の大学を紹介する増刊号があって、大体時刻表の2倍くらいの厚さがあるんですが、その本の角で頭を叩かれたりしてましたね~。痛いというより、一瞬意識が飛んでしまうんですよ、本当に。あと竹の棒とか素手とか、体罰は結構ありました。

 話は横道にそれてしまいましたが、毎期結果を求められる上場企業の社員の方は大変だと思いました。雨上がりのワンちゃんの所属する会社は上場企業ではなく、収益よりも成果物の品質を重要視せざるを得ないので、そこまで社員に対する明確な評価基準がないんですよね。苦情が来なければOKというわけでもないので。

 それと、質問1の方は、監査役が何故このような事態になることを事前に察知して食い止められなかったのかという意図だったと思います。けど、そんなことをしていたら取締役と同じかそれ以上の職権ですよね。監査役とは、会計や業務の適法性を精査するのであって、妥当性までは問われません。これは明らかに質問者の認識不足です。まあ、誰かに責任を負わせたいのは心情として全く分からないわけではないですが、結局は現経営陣を選任した株主の責任です。

 質問6の方は若い女性で、多分経済学部を卒業されたように思えました(書きませんでしたが、ワザとらしいほど専門用語を連発していたので)。利率が9%って確かに現在の金融状況から判断するとベラボウに高いです。私も理論的に判断していくことを生業にしているので、確かに仰るとおりだと思うんですが、実際には取引ってのは、原価的なものだけでなく、需要と供給のバランス、相場全体の地合い、与信、交渉の巧拙等々さまざまな要素で決定されます(これを専門用語で「犬の見えざる前脚」といいます(^^♪)。個人的には、9%でも貸してくれるところがあっただけでもラッキーだと思っています。実際、貸してくれなかった金融機関もあったわけですし。

 ただ、この会社が子会社を見限ったように、逆にいつSBIに見捨てられてしまうかは余談なりません。それと、新規事業の買取再販事業ですが、こういうのっぴきならねぇ状況下では、一般的には事業の選択と集中をするんですよね。新規事業はタネをまいて回収するのに時間がかかりますから。ちょっと現経営陣の見通しが甘いような気がします。たしかにJ-REITの株価もかなり割安になってきて、そろそろ不動産業にも光が差してきそうな雰囲気ですが。

 というわけで、雨上がりのワンちゃんは、テクニカルで判断して近日中に売却予定です。火曜日あたりにTOPIXのETFが買い時になるかもしれないのと、新しいETFが来月上場されるので、乗り換えたいと思います。我慢強い雨上がりのワンちゃんですが、さすがに見放します(T_T)/~~~。なお、雨上がり家は時価会計を採用しているので、家計簿への影響は織り込み済みで軽微であります<(_ _)>。

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